冷徹社長の初恋
川原先生にも、何があったのかを聞かれて、電話の内容を説明した。

「それ、大丈夫なの?僕もついていこうか?」

「いえ。休日に申し訳ないので、一人で行ってきます」

「そう?僕も、いつでも連絡がつくようにしておくから、何かあったら電話して。まあ、たぶん、ここで仕事してると思うからさ」

川原先生もまた、府に落ちないって顔をしている。

「たぶん、私も午前中はここに来てる気がします」

これもまた、教員の問題点だと思う。
仕事の終わりが見えなさすぎて、残業や休日出勤があたりまえになってしまっている。

「まあ、もうすぐ授業参観があるしね。やることだらけだ」

お互いに苦笑し合いながら、翌日の準備をした。



< 25 / 204 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop