冷徹社長の初恋
「絲、そのプリントはなんだ?」
不意に春日さんが、私の鞄から少しはみ出していたファイルに入ったプリントに目を止めて尋ねた。
「これですか?」
春日さんが興味を持つようなものでもないと思いつつ、プリントを出して見せた。
「さっきまで、これを作っていたんです。次の土曜日に、授業参観があるんですが、少しでも多くの保護者に来て欲しくて、授業の内容や見どころをまとめて、案内を出すんです」
「ちょっと見せてくれ」
このプリントの何に惹かれたのか、見当もつかない。でも春日さんは、熱心にプリントを見つめていた。
「先日の、見学の続きの内容だな」
「そうです。一人ずつまとめたことを発表するんですよ」
「そうか……」
何やら考え込んでいるようだ。
少しして、おもむろに席を立つと、「少し待っていてくれ」と、席を外した。歩きながらスマートフォンを取り出したところを見ると、電話をかけに行くようだ。
不意に春日さんが、私の鞄から少しはみ出していたファイルに入ったプリントに目を止めて尋ねた。
「これですか?」
春日さんが興味を持つようなものでもないと思いつつ、プリントを出して見せた。
「さっきまで、これを作っていたんです。次の土曜日に、授業参観があるんですが、少しでも多くの保護者に来て欲しくて、授業の内容や見どころをまとめて、案内を出すんです」
「ちょっと見せてくれ」
このプリントの何に惹かれたのか、見当もつかない。でも春日さんは、熱心にプリントを見つめていた。
「先日の、見学の続きの内容だな」
「そうです。一人ずつまとめたことを発表するんですよ」
「そうか……」
何やら考え込んでいるようだ。
少しして、おもむろに席を立つと、「少し待っていてくれ」と、席を外した。歩きながらスマートフォンを取り出したところを見ると、電話をかけに行くようだ。