妻恋婚~御曹司は愛する手段を選ばない~

ダイニングテーブルに持っていた映画のパッケージを置いた後、恭介君が突然私を横抱きにする。

慌てふためきながら首元にしがみつくと、彼の笑みが深くなった。


「好きだよ」


至近距離で見つめ合う。甘い囁きに頬を熱くすると、小さなリップ音を立てて唇が奪われる。


「両手で抱えきれないくらい、沢山の好きをあげる」


私を抱え持ったまま、恭介君が歩き出す。向かった先は寝室。ベッドの上に横たわらせた私を、熱く見つめてくる。

額と瞼、頬に唇と、優しいキスの雨が降り注ぐ。

彼の首の後ろに添えたままだった両手で、もっとぴったり体がくっつくように引き寄せた。

躊躇いがちにパジャマの中へと忍び込んできた大きな手の熱に身を震わせ、甘ったるく息を吐く。

目が合えば微笑み合い心を通わせ、快楽の波に表情を歪めては気持ち良さまでも共有する。

喜びに満ち溢れた夜が、ゆったりと更けていく。



華やかな結婚式、そして幸せたっぷりの初夜から、既に半月が過ぎようとしている。

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