卒業まで100日、…君を好きになった。
「何するの?」
「ケーキとチキン用意するだけ。それくらいならアリだよね?」
ケーキは女の子はたぶんだいたい喜んでくれるけど、男の子は食べない人も多いだろうから、チキンもあった方がいいだろう。
「葉子ちゃんもね、ケーキ好きなんだ。特にイチゴいっぱい乗ってるやつ」
「へえ……」
「食べてくれるといいなあ」
きっと食べてくれる。
文句言いながらでも、食べてくれると思う。
だってクリスマスだもん。
「春川さんてさ……」
平くんは立ち止まって、じっとわたしを見下ろしてきた。
やっぱり呆れちゃったかな。
だとしてもしょうがない。
葉子ちゃんがわたしを嫌っていたとしても、わたしは葉子ちゃんが好きだから。
わたしがバカをやると、いちばんに笑ってくれるのはいつも葉子ちゃんだった。