卒業まで100日、…君を好きになった。
いくつか屋台も出ていて、お祭りのような雰囲気もある。
想像よりずっと賑やかでわくわくしてきた。
「すごいな。毎年こんなに混んでるのか」
「寒いのに、みんながんばるよね。あ、そうだ。カイロ持ってきたんだ。平くんにも1つあげるね」
バッグからカイロを出そうと立ち止まった途端、ドンとうしろから衝撃があった。
誰かにぶつかられたとわかったけど、予想もしていなくて前につんのめった。
「わっ」
「春川さん!」
支えてくれた腕に咄嗟につかまって、なんとか転ばずに済んだ。
ああ、わたしって本当にどんくさい。
「びっくりしたぁ。ありがと、平くん」
「いや。立ち止まると危ないね。行こう」
「え……」