卒業まで100日、…君を好きになった。

驚いて時計を見ると、確かにとっくに0時を過ぎていた。

そういえば、除夜の鐘もいつの間にか終わってる。


気がつかなかった。

というか、平くんの手に意識を全部持っていかれてたみたいだ。

ちゃんと年を越してからお参りできたんだ。


二年参り、無事成功かな。



「あけましておめでとう、平くん。今年もよろしくお願いします!」

「こちらこそ、よろしく」



ふたりできっちり頭を下げ合った。

周りの人に不思議そうにじろじろ見られて、あわててその場を離れる。


そのあとお守りを買った。

もちろん拓のための学業成就のお守りだ。


平くんはしばらく迷っていたけど、わたしが絵馬を見ている時、こっそり買っていたみたい。

見えてしまったけど、黙っておこう。

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