卒業まで100日、…君を好きになった。
「……じゃあ、聡くん。わたし」
「それじゃ」
わたしの言葉を遮るように、一方的に言いたいことを言って聡くんは先に行ってしまった。
やっぱり彼は、ちょっと強引なところがあると思う。
本当にわたしをからかってるわけじゃないんだろうか。
悩みの種が増えてしまった……。
さらに足取り重く学校へ向かえば、玄関の前で立ち止まり、話しこむ平くんと木内さんがいて気分は地に落ちた。
いやだな。行きたくないな。
でもそういうわけにはいかず、わたしは足早にふたりの横を通り過ぎた。
「あ、春川さ……」
平くんに声をかけられたのがわかったけど、聞こえないふりをしてしまった。
立ち止まって、ふたりを振り返る勇気はない。