卒業まで100日、…君を好きになった。
でもダメだと言うこともできなくて、仕方なくうなずいた。
「……よかった。断られるかと思った」
ぽつりと平くんがこぼした言葉に驚いた。
わたし……平くんに、そんな風に思わせちゃったの?
連絡しなかったし、冷たい態度をとったから。
何か言わなきゃ。
そう思うのに、なんの言葉も浮かばない。
考えている間に、平くんは靴をはきかえ瀬戸くんと廊下へ向かってしまう。
それを追いかけようとした時、ドンと強くなにかが肩にぶつかってきた。
「なに、ぼーっと突っ立ってんの? どいてよ、邪魔」
ぶつかったのは、葉子ちゃんの鞄だった。