卒業まで100日、…君を好きになった。

「朝よりはいいよ。お父さん、拓と話した?」

「いや……。これからだ」

「よかった。拓のこと……あんまり責めないで。確かに拓は悪いことしたけど、反省してるし、お願い」



お父さんは勉強机のイスに腰かける。

立っているのもつらそうに見えた。



「お前は……拓がどうして万引きなんかしたのか、知ってるのか」

「昨日拓と話したから。お父さん、拓にお店継げって言ってるんだってね」



少し、いや、正直かなりショックだった。

わたしがパティシエになることには猛反対したのに、そっちの道に進みたいと言ったこともない拓に、店を継いでほしいと思ってたのかって。



「あいつには特に夢もやりたいこともないからな。勉強はほどほどにして、店を手伝えと言ったのに、あいつは……」

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