卒業まで100日、…君を好きになった。

確かにお父さんとは一緒にいる時間がほとんどない。

土日もお店は休みなしだから、学校行事にお父さん参加することもなかった。


わたしが誰かと結婚した時、子どもができた時。

仕事をいったんやめて、子どもが大きくなるまで調理場を何年も離れることになる。


自分の店を持ちたいなんて、大きな夢を持っていたけれど、現実的に考えるととても厳しい道のりだと気付いた。

お父さんの言う通り、目先のことしか考えていなかったんだ。


そんなわたしに気付いていて、お父さんはもっと先のことを心配してくれていたのか。



「親は子どもが大人になっても、ずっと先のことを考えるものだ」

< 300 / 356 >

この作品をシェア

pagetop