卒業まで100日、…君を好きになった。

「お見舞い。ゼリー買ってきたから、あとで食べられそうだったら食べて」

「ありがとう……あっ!」



起きあがろうとしてハッとした。


わたしいまパジャマだ!

しかも昨日はお風呂に入っていないし、熱でたくさん汗もかいたし。

顔も髪もベトついてるはずで、きっと汗くさい。


こんな姿、平くんに見られたくなかった……。

なんで平くんを部屋にあげたんだって、お母さんを恨みながら羽毛布団を口元までしっかり引きあげた。



「いきなり倒れるからびっくりした」

「ごめんね。……もしかして、わたしのこと保健室まで運んでくれたのって、平くん?」

「うん。お姫さま抱っこで」

「えっ!!」

「ってかっこよくいきたかったけど、瀬戸に手伝ってもらっておぶって行ったよ」
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