卒業まで100日、…君を好きになった。
しかも思いっきりすっ転んだ瞬間を見られた!
恥ずかしいところを見られてしまったと思っていると、彼はこてんと首を傾げた。
「ケガはない?」
「だ、ダイジョウブデス」
「そ。こっち来たら?」
ポンと、平くんが自分の隣りに手を置く。
と、隣りかあ……。
いいのかな。
私は身体を縮めながらそこに座った。
彼の隣りが、自分には分不相応なキラキラした場所に見えたのだ。
ひんやりと、階段の冷たさがスカート越しにお尻に伝わってくる。
校内は暖房がある教室以外はどこも肌寒い。
ふと彼の膝の上を見ると、お弁当が包まれたままの状態で置かれていた。
「あっ。もしかして、食べるの待っててくれたの?」
「うん。ふたりで食べる方がいいでしょ」
「だよね! ひとりで食べると楽しくないし、なんとなく美味しさも半減だよね」
「そうそう。まあ同盟ふたりそろったし。食べようか」