卒業まで100日、…君を好きになった。

いつの間にやらわたしの身長も越して、反抗期に突入。

ふてぶてしくて可愛げのない、男子中学生になった。



「ごめんね、唯」

「だからお母さんが謝ることじゃないって」



受験でピリピリしているのはわかる。

余裕がないのも理解してるつもりだ。


でも、あそこまで拓に言われるのは、結構つらい。

わりと仲の良い姉弟だったからなおさら。


お父さんやお母さんには、拓もあそこまでひどい態度はとらない。


わたしは何か、知らず拓を傷つけたりしたのかな。

ただの八つ当たりにしては激しすぎると思うのは、気のせいだろうか。


心当たりはない。

けどないからこそ、何かしていたとしても謝ることができないからもどかしい。
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