卒業まで100日、…君を好きになった。

本人に向かって「わたし何かした?」って聞くのもちょっとちがう気がする。

わたしが何かしたんだとしたら、自分で考えて気付かなきゃだめだと思う。


拓にわたしの悪い部分を、言ってほしいなと思わないわけじゃないけど―—。


それは姉としてだめ。

甘えてるみたいだから。



夜寝る前に、拓の部屋の前に立った。


わたしは23時には寝るけど、拓はもっともっと遅くまで起きて勉強している。

拓の目の下からクマが消えなくなって、どれくらい経つだろう。


コンコンとノックする。

しばらくしたあと「なに?」と返事があった。


ドアを開けると、拓が机に向かって勉強していた。


その背中からはなんだか追い詰められてるような、焦燥感みたいなものを感じた。
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