卒業まで100日、…君を好きになった。

「あ、あは。実はそうなんだよね。わたしの何が弟をぴりぴりさせちゃうのか、全然わからなくって」

「俺も同じことよく考える」



ふたりで黙って、踊り場の窓から見える空を眺めた。


冬の空を、足早に雲が通り過ぎていく。

これからもっともっと、寒くなる。



「……受験なんて、早く終わればいいのに」

「だな」



受験生じゃなくなったこと以外、わたしと平くんに共通点なんてないと思ってたけど。

意外なところに隠れてた。

それだけでなんだか、心強く思える。



そのあと予鈴がなるまで、また時間を忘れて喋ってしまった。

慌てて片付けて階段を下りていったところで、



「あれ? 平?」
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