卒業まで100日、…君を好きになった。
瀬戸くんと出くわしてしまった。
クセの強い茶髪。
男らしく高い鼻に、平くん以上に大きな身体。
どこか冷たくて綺麗なイメージの平くんとは真逆の、明るく華やかで人好きのする瀬戸くん。
彼は目をまんまるにしてわたしたちを交互に見た。
「え……屋上いたの? ふたりで?」
長い指で、わたしたちの背後の階段を指す。
てっきり平くんは、同盟のことを瀬戸くんに話してたと思ってたんだけど。
ちがったんだ。
本当に秘密にしてくれているらしい。
「真冬に屋上なんて開いてるわけないだろ」
「あ、そっか。って、いやいやいや! 俺が言いたいのはそこじゃなくて!」
「文句あんの?」
「えー……」