卒業まで100日、…君を好きになった。

「こそこそしちゃって、感じ悪くない?」

「いや~でも、唯きっと、わたしたちに気をつかってるんじゃないかなぁ……」

「それはあるよね……」

「うちら受験勉強の話しばっかだもんね」

「はあ? 気ぃつかうのなんて当たり前じゃん? うちの学校来といて専門学校とか、ナメてんのかって。しかも推薦で合格して、受験の苦しみもなくへらへら笑ってさ。絶対うちらのことバカにしてるよ」



みんなもそう思うでしょ?


葉子ちゃんの断定的な問いかけに、奈々や他の友だちは言葉を濁したのか、答えは聞こえてこない。



「やっぱ皆も思ってんじゃん。なんかいるだけでイライラしてくるし、もう唯、学校来ないでくんないかなー」



それはまるで、明日晴れないかなーと、天気を願うような軽い一言だった。
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