卒業まで100日、…君を好きになった。
そんな軽口が、思い切り胸に突き刺さる。
ぐらりと、視界が歪んで揺れた。
目眩だと気付いたのは、横にいた平くんに身体を支えられてからだ。
「春川さん」
「あ……ご、ごめんね。大丈夫だから……」
「どこが大丈夫? 顔色悪いよ」
「それは……ほら。寝不足だから」
目を合わせられなくて俯いた。
なんて表現したらいいのか。
悲しくて、悔しくて、恥ずかしくて、情けなくて、虚しくて……
そんなごちゃごちゃして、ドロドロして、まとまりのつかない感情でいっぱいで。
心の容量をあっという間に超えてしまった。
昼休みが終わるから、教室に入らなきゃいけないのに動けない。
次にどの動作をしていいのか、わからなかった。