卒業まで100日、…君を好きになった。
住む世界がちがう、なんて勝手に線引きして距離をおかないで、もっと早くから仲良くしたかったな。
そうしたら、三年生の時間をずっと楽しく過ごせていたと思う。
本当に、もったいないことをした。
「……ありがとう」
泣いちゃだめだ。
泣いたら余計、彼に気をつかわせてしまう。
そう思って涙を必死にがまんしたけど、声はしっかり涙声になってしまった。
情けない。
それでも瀬戸くんは気付かないフリをしたまま、保健室まで付き合ってくれた。
ありがとうの言葉さえ涙に濡れていたけれど、彼は何も言わずにいてくれた。