卒業まで100日、…君を好きになった。



保健室のベッドはシーツがパリパリし過ぎていて、少し冷たかった。

妙によそよそしくて、落ち着かない感じがして、横になるのをためらったぐらいだ。


なので瀬戸くんと入れちがいで現れた平くんに促されるまま、休むのもほどほどに、早退することにした。


保健室に来る前に、わたしの分だけでなく平くんまで早退届を出してくれていて。

送ると言ってくれた彼に甘えて、一緒に学校を出た。


目だたないように、裏門からそっと。



並んで歩くふたりの距離がいつもより近いのは、わたしがフラついてもすぐに支えられるようにって、彼が気をつけてくれているから。


どきどきも少なからずあるけれど、それよりも安心感の方が大きかった。
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