一級建築士の萌える囁き~ツインソウルはお前だけ~
「ええ、覚えているわ」
覚えていないという返答一択だと思っていた萌音は驚いて野瀬教授を見つめた。
「中等部、高等部ともに、素敵な感想文をくれた学生がいたのよね」
野瀬教授は、まるで萌音にその事を聞かれるとわかっていたかのように、古びた色をしたA4の紙をテーブルに出した。
「中等部2年、流川萌音さん。そして、高等部特進科3年、佐和山海音くんよ」
萌音はあのとき自分が何を書いて提出したか、詳細は覚えていない。
ただ、考えがまとまって迷いが消えたことを感謝した文章を書いた気はする。
「あなたは『運命の片割れを信じる。そしてそれまでは一切恋愛はしない。目標に向かって努力するから見ていてください』って書いてたわ」
改めて読み返すと結構恥ずかしいことを書いていた。
「佐和山くんも同じようなことを書いてるけど、彼は男性で高校生だったでしょ?正直、性欲が盛んな時期に運命の片割れに一生を捧げると決めるのは勇気がいったと思うわ」
萌音も同感だった。
だからこそ、萌音だけを見続けてきたと言った海音に惹かれ、運命の片割れだと信じたのだ
「でもね、私はそんな二人がどんな人生を送るのか知りたいと思ったのよ。二人は偶然にも私の勤めるN大学に進学希望だと書いてあるじゃない?今後も二人の評判は、学校や教授づてに知ることができる。不快だろうけど、私はあなた達二人をずっと見てきたのよ」
驚きの真実だった。
まさかあの感想文をきっかけに野瀬教授が海音と萌音に興味を持ち、関心を寄せていたとは全く知らなかったから。
覚えていないという返答一択だと思っていた萌音は驚いて野瀬教授を見つめた。
「中等部、高等部ともに、素敵な感想文をくれた学生がいたのよね」
野瀬教授は、まるで萌音にその事を聞かれるとわかっていたかのように、古びた色をしたA4の紙をテーブルに出した。
「中等部2年、流川萌音さん。そして、高等部特進科3年、佐和山海音くんよ」
萌音はあのとき自分が何を書いて提出したか、詳細は覚えていない。
ただ、考えがまとまって迷いが消えたことを感謝した文章を書いた気はする。
「あなたは『運命の片割れを信じる。そしてそれまでは一切恋愛はしない。目標に向かって努力するから見ていてください』って書いてたわ」
改めて読み返すと結構恥ずかしいことを書いていた。
「佐和山くんも同じようなことを書いてるけど、彼は男性で高校生だったでしょ?正直、性欲が盛んな時期に運命の片割れに一生を捧げると決めるのは勇気がいったと思うわ」
萌音も同感だった。
だからこそ、萌音だけを見続けてきたと言った海音に惹かれ、運命の片割れだと信じたのだ
「でもね、私はそんな二人がどんな人生を送るのか知りたいと思ったのよ。二人は偶然にも私の勤めるN大学に進学希望だと書いてあるじゃない?今後も二人の評判は、学校や教授づてに知ることができる。不快だろうけど、私はあなた達二人をずっと見てきたのよ」
驚きの真実だった。
まさかあの感想文をきっかけに野瀬教授が海音と萌音に興味を持ち、関心を寄せていたとは全く知らなかったから。