一級建築士の萌える囁き~ツインソウルはお前だけ~
30分後、海音と萌音は連れ立って取引先や施工依頼主のところを尋ねた。

ただ挨拶するだけの所もあったが、ほとんどが現在請け負っている建築の打ち合わせであったり、確認であったり。

萌音は大学生の頃から長嶺教授についてあちこちの建設現場に立ち合っていた。

怯むことなく堂々としている萌音に、

「ありゃ、ずいぶん可愛い女の子が佐和山くんのバディになったと思ったけど、しっかりしてそうだねえ」

それが一様な相手先の感想だった。

「侮らないでくださいね、彼女はN大学の長嶺教授の秘蔵っ子ですから」

その都度、こうやって海音が萌音を紹介するからいただけない。

「長嶺教授の名声は長嶺教授のものです。気にせずビシバシ鍛えてください」

いい加減反論するのも疲れた頃、ランチタイムになった。


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