一級建築士の萌える囁き~ツインソウルはお前だけ~
そんな中、中等部と高等部合同で開かれた教育講演会。

「命の授業」使い古されたタイトルはこれからの90分を退屈な時間と確約させた。

正直、こんなことに時間を取られたくはない。

英単語や歴史の年号を覚えている方がまだました。

実際、普通科の生徒の中には参加せずに堂々とサボっている生徒達もいた。

だが、N大学の推薦入学を狙っている海音に残されている選択肢は

゛真面目に満足そうに話を聞く゛

一択だった。

なぜなら講演後には感想文を書かされるだろうから。

本日の講師は偶然にもN大学の医学部看護学科の教授だった。

優秀な文を書けば、内申書に好影響を与えるかもしれない、そんな下心が海音の心に芽生えた。
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