一級建築士の萌える囁き~ツインソウルはお前だけ~
設計課に戻ると、海音は課内の先輩方に萌音を紹介してくれた。
「流川萌音です。よろしくお願いします」
採用後3年は基本的にバディと共に仕事をし、初めの1年間は、主にバディのアシスタント的な役割を担う。
2年目からは自分で主体的に仕事を取ることも多くなるが、バディからのアシストは常に得られるようになっているそうだ。
萌音は大学の建築学科を出ている。
在学中にインテリアプランナーとエクステリアデザイナーの資格を取った。
大学を卒業してすぐにチャレンジした二級建築士の資格もゲットしている。
ちなみに海音は一級建築士。
海音も大学卒業と同時に二級建築士資格を取得したらしい。
実務を二年こなした後、一級建築士の受験資格を得た。
一次試験の合格率は10%程度と超難関だ。
それなのに、海音は一回で合格した強者だ。
彼以外にも設計課には海音を合わせて6人の一級建築士がいるらしく、見かけによらずエリート集団といえる。
将来的には一級建築士を目指したい萌音にとって、佐和山建築は理想的な職場といえた。
「こりゃまた、なんとも美少女風で可愛い後輩ができたな。仕事に張り合いが出来そうだ」
「中武さん、セクハラになりますよ」
「なんだ、海音。可愛い後輩を独り占めしようなんて許さんぞ」
無愛想な海音も、中武主任には気を許しているようだ。
「海音は去年まで俺のバディだったんだよ。去年は新人が来なかったから、海音にはバディがいなかった。そのお陰でこんな可愛いバディができて良かったな。海音」
「そうですね」
てっきりムッとして否定するだろうと思っていた中武主任も萌音も驚いて海音を見つめた。
「ほう、鉄壁で名高い海音の好みは流川さんだったのか」
口許に不敵な笑みを称えている海音は返事はしなかった。
萌音は、怪訝な顔で中武主任を見つめた。
「おいおい、そんなに見つめないでくれよ。おじさん、勘違いしちゃうじゃないか」
両頬に手のひらをあて、イヤイヤと腰を振る中武主任。
「それ、全然可愛くありませんから」
思わず本音を口にした萌音は、ハッとしてバツ悪そうに中武主任から目をそらし、
「本当のことを・・・すみません」
と言った。
「萌音ちゃん、それフォローになってないよ」
バカ笑いする中武主任に救われた。
またも海音が萌音の頭をナデナデと撫でた。
「おおー!」
その様子を見て、男性建築士軍団が雄叫びをあげる。
「犬じゃありませんからって言いましたよね」
「ごめん。忘れてた」
゛おお、マジかー。海音、鬼の撹乱だな゛
ジッと睨み合う?海音と萌音を見つめて呟く暖かな周囲の視線に、萌音は全く気づいていなかった。
「流川萌音です。よろしくお願いします」
採用後3年は基本的にバディと共に仕事をし、初めの1年間は、主にバディのアシスタント的な役割を担う。
2年目からは自分で主体的に仕事を取ることも多くなるが、バディからのアシストは常に得られるようになっているそうだ。
萌音は大学の建築学科を出ている。
在学中にインテリアプランナーとエクステリアデザイナーの資格を取った。
大学を卒業してすぐにチャレンジした二級建築士の資格もゲットしている。
ちなみに海音は一級建築士。
海音も大学卒業と同時に二級建築士資格を取得したらしい。
実務を二年こなした後、一級建築士の受験資格を得た。
一次試験の合格率は10%程度と超難関だ。
それなのに、海音は一回で合格した強者だ。
彼以外にも設計課には海音を合わせて6人の一級建築士がいるらしく、見かけによらずエリート集団といえる。
将来的には一級建築士を目指したい萌音にとって、佐和山建築は理想的な職場といえた。
「こりゃまた、なんとも美少女風で可愛い後輩ができたな。仕事に張り合いが出来そうだ」
「中武さん、セクハラになりますよ」
「なんだ、海音。可愛い後輩を独り占めしようなんて許さんぞ」
無愛想な海音も、中武主任には気を許しているようだ。
「海音は去年まで俺のバディだったんだよ。去年は新人が来なかったから、海音にはバディがいなかった。そのお陰でこんな可愛いバディができて良かったな。海音」
「そうですね」
てっきりムッとして否定するだろうと思っていた中武主任も萌音も驚いて海音を見つめた。
「ほう、鉄壁で名高い海音の好みは流川さんだったのか」
口許に不敵な笑みを称えている海音は返事はしなかった。
萌音は、怪訝な顔で中武主任を見つめた。
「おいおい、そんなに見つめないでくれよ。おじさん、勘違いしちゃうじゃないか」
両頬に手のひらをあて、イヤイヤと腰を振る中武主任。
「それ、全然可愛くありませんから」
思わず本音を口にした萌音は、ハッとしてバツ悪そうに中武主任から目をそらし、
「本当のことを・・・すみません」
と言った。
「萌音ちゃん、それフォローになってないよ」
バカ笑いする中武主任に救われた。
またも海音が萌音の頭をナデナデと撫でた。
「おおー!」
その様子を見て、男性建築士軍団が雄叫びをあげる。
「犬じゃありませんからって言いましたよね」
「ごめん。忘れてた」
゛おお、マジかー。海音、鬼の撹乱だな゛
ジッと睨み合う?海音と萌音を見つめて呟く暖かな周囲の視線に、萌音は全く気づいていなかった。