転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
けれど、ヴィオラにはその男の声に聞き覚えがあった。以前は、しばしば聞いていた声だ。
「ヴィオラ様!」
ニイファが警戒した表情になる。ニイファも声で相手が誰なのかわかったようだ。
「……いいですか。すぐに立ち去りなさい。あなたは、ここに出入りを許されてはいないでしょう」
ヴィオラを守るように前に立ちはだかったニイファは、鋭い声で言い放つ。灌木がざわりと揺れたと思ったら、そろりと〝彼〟は姿を見せた。
「……お久しぶりです、ヴィオラ様。それとニイファも」
「――セス!」
姿を見せた彼の姿に、ヴィオラの目が丸くなる。彼は、オストヴァルト帝国から追放されたはずだった。
セス・ジェリエン――かつて、リヒャルトの護衛兼側近として、リヒャルトの身近にいた人間だ。幼い頃からリヒャルトのそばにいて、主従でありながら無二の親友だった。
「ヴィオラ様!」
ニイファが警戒した表情になる。ニイファも声で相手が誰なのかわかったようだ。
「……いいですか。すぐに立ち去りなさい。あなたは、ここに出入りを許されてはいないでしょう」
ヴィオラを守るように前に立ちはだかったニイファは、鋭い声で言い放つ。灌木がざわりと揺れたと思ったら、そろりと〝彼〟は姿を見せた。
「……お久しぶりです、ヴィオラ様。それとニイファも」
「――セス!」
姿を見せた彼の姿に、ヴィオラの目が丸くなる。彼は、オストヴァルト帝国から追放されたはずだった。
セス・ジェリエン――かつて、リヒャルトの護衛兼側近として、リヒャルトの身近にいた人間だ。幼い頃からリヒャルトのそばにいて、主従でありながら無二の親友だった。