転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
「あとは、アイスクリームを作ってもらおうと思うんです。お目覚めになったら、アイスクリームをお持ちしたらどうでしょう? 卵と乳製品ですから、栄養もあります」
「そうね。このところ甘いものは控えてらしたけれど、たまにはいいわね。アイスクリームはお好きだし、熱があっても喉を通りやすいでしょうね」

 急いで厨房に通達を出し、同じものをもう一品作るようアラムに頼む。
 さすがにヴィオラが皇帝の寝室に入るわけにもいかないので、寝室に運ぶのは皇妃と皇妃の侍女の役目だ。ヴィオラはじりじりとしながら、結果を待つしかなかった。

(気に入ってくださったらいいんだけど……)

 厨房には、ヴィオラが使ったのと同じ一番豪華に見える土鍋を使うように伝えてある。
 きっと大丈夫だろうとは思ったけれど、皇妃が戻ってくるまで不安は消せなかった。戻ってきた皇妃は、いくぶん気が楽になったようだ。

「ヴィオラが新作を作ったので、試食をお願いしますと申し上げたら、半分召し上がってくださったわ」
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