転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
ヴィオラにはしぃっと言っておいて、タケルがそろりと足を進める。手でタケルに制されたから、ヴィオラはおとなしくその場にいた。
タケルの姿が、灌木の向こう側へと消えていく。
「……うわっ」
「タケル様?」
タケルの叫ぶ声がして、動くなと言われていたことも忘れたヴィオラはタケルに駆け寄った。
灌木を回ったすぐのところで、タケルが立ち尽くしている。タケルの向こう側に誰かが倒れているのに気がついた。
「こ、こいつ……だめだ、人を呼ばなきゃ!」
「待って!」
慌てて人を呼びに走り出しかけたタケルを、ヴィオラは止めた。
「なんだよ、だって、これって犯罪だろ? こいつ、死にかけてる。誰か大人を呼んでこないと」
「そうじゃなくて。この人、リヒャルト様の部下なの。ちがう、ええと……前、部下だった人。ザーラとティアンネ妃が手を組んだって……ついこの間教えに来てくれたのに」
タケルの姿が、灌木の向こう側へと消えていく。
「……うわっ」
「タケル様?」
タケルの叫ぶ声がして、動くなと言われていたことも忘れたヴィオラはタケルに駆け寄った。
灌木を回ったすぐのところで、タケルが立ち尽くしている。タケルの向こう側に誰かが倒れているのに気がついた。
「こ、こいつ……だめだ、人を呼ばなきゃ!」
「待って!」
慌てて人を呼びに走り出しかけたタケルを、ヴィオラは止めた。
「なんだよ、だって、これって犯罪だろ? こいつ、死にかけてる。誰か大人を呼んでこないと」
「そうじゃなくて。この人、リヒャルト様の部下なの。ちがう、ええと……前、部下だった人。ザーラとティアンネ妃が手を組んだって……ついこの間教えに来てくれたのに」