転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
いきなりヴィオラに抱き着かれて、リヒャルトが身体をこわばらせる。
それはヴィオラもわかっていたけれど、離れようとは思わなかった。
もう少しだけ力を込めて、リヒャルトを自分の方へと引き寄せる。
「大丈夫、リヒャルト様は……勝ちます」
距離が近づいて、リヒャルトの心臓がドキドキしているのを間近で感じて、胸がじわりと熱くなる。
「リヒャルト様は失敗なんてしません」
なけなしの勇気を振り絞ったけれど、これが限界だ。
リヒャルトの首に巻き付けていた手を離し、ヴィオラは身体の両脇にだらんと力なく垂らした。
「リヒャルト様は間違っていないんです。ティアンネ妃が、この国の秩序を破ろうとしていて、リンデルトがそれに協力しているのだとしたら、ふたりを止めないといけないんです」
「――ああ、そうだな」
リヒャルトの表情が、少しだけ柔らかくなった。
上手に言葉にできたとは思わないけれど、ヴィオラの思いは、きちんとリヒャルトに伝わっているようだ。
(……ん?)
それはヴィオラもわかっていたけれど、離れようとは思わなかった。
もう少しだけ力を込めて、リヒャルトを自分の方へと引き寄せる。
「大丈夫、リヒャルト様は……勝ちます」
距離が近づいて、リヒャルトの心臓がドキドキしているのを間近で感じて、胸がじわりと熱くなる。
「リヒャルト様は失敗なんてしません」
なけなしの勇気を振り絞ったけれど、これが限界だ。
リヒャルトの首に巻き付けていた手を離し、ヴィオラは身体の両脇にだらんと力なく垂らした。
「リヒャルト様は間違っていないんです。ティアンネ妃が、この国の秩序を破ろうとしていて、リンデルトがそれに協力しているのだとしたら、ふたりを止めないといけないんです」
「――ああ、そうだな」
リヒャルトの表情が、少しだけ柔らかくなった。
上手に言葉にできたとは思わないけれど、ヴィオラの思いは、きちんとリヒャルトに伝わっているようだ。
(……ん?)