転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
「……そうなったら、勝利をおさめていたのは、お前達の方かもしれないな」

 リヒャルトの発言に、リンデルトは静かに首を横に振っただけだった。


 リンデルトが投降したことにより、捕り物は無事に終了した。

「皇宮騎士達の動きはすごかったな。逃げ出してくるやつを次から次へとつかまえて」

 と興奮した様子で語ったタケルも三名ほど捕らえたそうなので、黙って見ているだけではなかったらしい。

「……来てくれて助かった」
「いいさ。俺だって世話になるだけじゃ悪いからな」

 照れくさそうにそう言ったタケルは身体を反らす。彼とは年が離れているので、庇護する相手であるとリヒャルトは認識していたけれど、その認識は改めなければならないようだ。

「とらえた者たちを護送して先に帰ってもらえるか? ここには何人か残して、屋敷内を探索する」
「わかった。まかせておけ」

 タケルはとらえた者達を護送して先に戻ってもらい、リヒャルトは屋敷の中を捜索する。
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