転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
「ふふん、そうだろ、そうだろ――って言いたいんだけど、一緒に勉強してるやつらがやってるんだよ、これ。最初は流行りに乗って宝石でやろうかって言ってたんだけど、宝石じゃシャレにならないだろ?」

 たしかに、一位になった人がみんな持って帰ることのできるなんてルールだったら、宝石をコマに使うのは大金のかかった遊びになってしまう。この皇宮で暮らしているタケルの友人が、王族や貴族とはいえ、それではやり過ぎた。

「それで、厨房から持ち出してきた菓子でやろうってことになったんだって。夜中にベッドで食うと格段にうまいって言ってた」
「それは、お行儀が悪いと思います」

 ヴィオラはそう言ったものの、夜中に食べるのはたしかにおいしいだろう。
食べてはいけない時間に食べるという罪悪感が、最高の調味料になるのではないだろうか。

「では、ハーブティーはこちらにご用意いたしますね。ゲームを始めましょうか」

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