転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
リヒャルトに渡されたクッキーを、ヴィオラはにっこりとして受け取った。満月宮の菓子職人は、一流の腕を持っている。勝負に負けてしまったのは残念だけれど、もらったクッキーは楽しみだ。
「えー、ヴィオラにだけずるい! 俺も食べたい!」
「タケル、君は大人だろうに」
不満顔になったタケルをリヒャルトがなだめるが、タケルは聞く耳をもたなかった。
「だって、腹減ったし」
「じゃあ、こうしましょう。私が四個、タケル様に四個、それからニイファに四個で平等です。ニイファ、明日一緒に食べてくれる?」
「喜んでご相伴にあずかります」
「なんだか、ヴィオラから取り上げたみたいだ……」
しょぼんとするタケルに、ヴィオラは包みを四つ押しつけた。
「私とニイファだけじゃちょっと多いですから、タケル様がもらってくださると私も嬉しいです。それに、とても楽しかった」
今のヴィオラの言葉は、本音だ。
すごろくなんて、娯楽にあふれていた前世では、お正月に親戚が集まった時くらいしかプレイすることはなかった。
「えー、ヴィオラにだけずるい! 俺も食べたい!」
「タケル、君は大人だろうに」
不満顔になったタケルをリヒャルトがなだめるが、タケルは聞く耳をもたなかった。
「だって、腹減ったし」
「じゃあ、こうしましょう。私が四個、タケル様に四個、それからニイファに四個で平等です。ニイファ、明日一緒に食べてくれる?」
「喜んでご相伴にあずかります」
「なんだか、ヴィオラから取り上げたみたいだ……」
しょぼんとするタケルに、ヴィオラは包みを四つ押しつけた。
「私とニイファだけじゃちょっと多いですから、タケル様がもらってくださると私も嬉しいです。それに、とても楽しかった」
今のヴィオラの言葉は、本音だ。
すごろくなんて、娯楽にあふれていた前世では、お正月に親戚が集まった時くらいしかプレイすることはなかった。