転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
けれど、こちらの世界の娯楽はさほど多くない。よく遊ばれているのは、トランプに似たカードゲームくらいだろうか。
女性達はゲームをせず、レースを編んだり刺繍をしたりしながらひたすらおしゃべりをしていることも多いから、すごろくが人気になったのもわかる気がする。
「……おやすみなさい、リヒャルト様。タケル様」
「――ああ」
「また、明日な! またコマ用意して待ってる!」
リヒャルトはうなずき、タケルはヴィオラから渡されたコマを両手で包んで満面の笑みだ。
ふたりと別れ、ニイファを連れて自分の部屋に戻りながら、ヴィオラはしみじみと嘆息した。
「ニイファ、私って幸せ者よね」
それは、ニイファに告げるのではなく、半分、自分に言い聞かせる言葉だったのかもしれない。
こちらの世界に生まれて、親の愛には恵まれなかったけれど、実の親以上に愛情を注いでくれる人達と出会うことができた。
女性達はゲームをせず、レースを編んだり刺繍をしたりしながらひたすらおしゃべりをしていることも多いから、すごろくが人気になったのもわかる気がする。
「……おやすみなさい、リヒャルト様。タケル様」
「――ああ」
「また、明日な! またコマ用意して待ってる!」
リヒャルトはうなずき、タケルはヴィオラから渡されたコマを両手で包んで満面の笑みだ。
ふたりと別れ、ニイファを連れて自分の部屋に戻りながら、ヴィオラはしみじみと嘆息した。
「ニイファ、私って幸せ者よね」
それは、ニイファに告げるのではなく、半分、自分に言い聞かせる言葉だったのかもしれない。
こちらの世界に生まれて、親の愛には恵まれなかったけれど、実の親以上に愛情を注いでくれる人達と出会うことができた。