転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
真っ先に耳に飛び込んできたのは、朗らかな皇妃の笑い声。ヴィオラが目を瞬かせているうちに、タケルの返事が聞こえてくる。
「しかたないなあ、皇妃様。これは全部皇妃様の取り分だ」
「な、なにをしているの?」
思わずヴィオラはテーブルに駆け寄った。すごろく板の広げられたテーブルに座っているのは、リヒャルト、タケル、皇妃、それから皇妃の侍女だ。
「嘘っ、また、クッキーをコマにしたの?」
「アラムが焼いてくれたんだぜ」
「アラムのお菓子は、皇妃様用じゃないのに……!」
ヴィオラは思わず悲鳴を上げた。アラムは、ヴィオラが親しくしている満月宮の料理人だ。ヴィオラが新しいレシピを考案する時、しばしば協力してもらっている人物でもある。
アラムの方も、ヴィオラにはちょっとした恩を感じてくれているようで、時々彼が焼いたお菓子を差し入れてくれるのだが、あくまでも〝料理人〟であって〝菓子職人〟ではない。彼の作る菓子は、皇妃に出すには洗練さが欠けている。
「しかたないなあ、皇妃様。これは全部皇妃様の取り分だ」
「な、なにをしているの?」
思わずヴィオラはテーブルに駆け寄った。すごろく板の広げられたテーブルに座っているのは、リヒャルト、タケル、皇妃、それから皇妃の侍女だ。
「嘘っ、また、クッキーをコマにしたの?」
「アラムが焼いてくれたんだぜ」
「アラムのお菓子は、皇妃様用じゃないのに……!」
ヴィオラは思わず悲鳴を上げた。アラムは、ヴィオラが親しくしている満月宮の料理人だ。ヴィオラが新しいレシピを考案する時、しばしば協力してもらっている人物でもある。
アラムの方も、ヴィオラにはちょっとした恩を感じてくれているようで、時々彼が焼いたお菓子を差し入れてくれるのだが、あくまでも〝料理人〟であって〝菓子職人〟ではない。彼の作る菓子は、皇妃に出すには洗練さが欠けている。