君と紡ぐ物語は、甘くて愛おしい。


そんな会話をしていると、たこ焼き屋さんが見えてくる。


「ここね…毎月期間限定の味出してくるんだよ。まだ今月食べてないから、それ食べたい!あと、ノーマルのも頼もっか」

「そうだね」


ノーマルは8個入で350円、期間限定は8個入で450円。合計800円って所か…。

焼いてるのを横目に、お金の計算をする。


「はい、じゃあ400円徴収!」

「シェアするなら、まあそれが良いのかな?
てか…別に良いのに。俺が飛鳥ちゃんの家にお邪魔するんだから、手土産的な感じにしない?」

「妹尾家に入るのに800円もかかりません!400円で大丈夫です!」


私が全額奢るというのは無いんですか?
無いんですよ。


「分かった、割り勘ね!」


割り勘案を飲んでくれました。

お会計の前に貴哉くんから預かっておいた400円と、自分の400円を旦那さんに渡す。

さすがに、会計するその時に目の前でゴチャゴチャやらないよ。


自宅に着くと、やはり誰もいなかった。


「お邪魔します…」


そして今気付くんだ。
部屋、散らかり放題だわ。

部屋の前を通る時、私は思いきりドアを閉める。


「ん?見られちゃマズい部屋?」

「私の部屋。何の気なしに呼んだから、片付けとかしてないんで」

「そっか」

「リビングで、遊びましょうかね」

「飛鳥ちゃんの都合が良いようにしてもらって」


彼をリビングに通して、私はゲーム機を部屋から持って行く。


「テレビとの繋げ方分かる?」

「勝手にいじっていいんなら、まあできるかと」

「じゃ、よろしく!」


いつもは部屋でそのままやってるし、仮にリビングの大画面でやるとしても、翔が全部やってくれるから…分かんない!


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