君と紡ぐ物語は、甘くて愛おしい。


「いいよ、ずっと夫にしてくれても」

「え…?」

「お嫁さんにもらっていい?飛鳥ちゃん」


顔近いよぉ…初壁ドン、心臓に悪いって…。
貴哉くんイケメンさんだし…。


「なーんてねっ、調子乗り過ぎた」


いつものニコッを見せて、普通に立った。


「飛鳥ちゃん、何作るの?」


急にいつも通りだよ?え?


「そんな不審な顔しないでよ、ごめんって。ね?」

「…ドキドキした」

「ん??」

「自分がイケメンなのを、お願いだから自覚して!」

「飛鳥ちゃんもそんな顔するんだねー?」

「貴哉くんもああいうことするんだねー?」


貴哉くんは今になって恥ずかしくなったらしい。目を逸らして頬を赤く染めた。


「さ、作るよ!…よし、青椒肉絲にしよ!」


冷凍のそういうセットがあったよな…確か。
いつもは4人で食べて若干少ないくらいだし、食べ盛りの男子2人と私の3人なら丁度良いだろう。


「僕は何すれば良い?」

「そうだなぁ…今からご飯炊くのは大変だからパックでいっか。
味噌汁…あ、じゃあ味噌汁担当お願いする!」

「了解!」


野菜何があったかな…。
味噌汁に入れたら美味しいよねーってのは、茄子と大根だけだな。

好みは分かれそうだけど、キャベツもあるにはある。
ほら、葉物野菜とか緑の野菜に熱通したやつ、好きじゃない人もいるでしょ?


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