君と紡ぐ物語は、甘くて愛おしい。
写真を撮ってから、ペンギンの水槽の近くにさっきは気付かなかったアザラシがいることを知る。飛鳥ちゃんは勿論立ち止まって見る。
「ねえ、トイレ休憩しよっか?ちょっとメイク直しさせて…」
「あ、うん!分かった」
たまたま近くにトイレがあるから思ったんだろうけど。
…はあ、本当なら男側から言わないといけないんだよね?女性側から言わせないのが、紳士的だった。
ついでに俺も行っておくかな。
5分くらい待つと、飛鳥ちゃんが少し小走りで出てくる。
「お待たせー」
「じゃ、次どうする?」
「チンアナゴの写真撮る!」
「よしっ、行こ」
チンアナゴとニシキアナゴの写真も撮れて満足の飛鳥ちゃん。
一通り回ったし、外の観光もしたいねってことになって、水族館を後にすることにした。
すぐ出るんだなーって思ったけど、時計を見ると2時過ぎを指している。
へえ…結構いたんだ。
さて…外は1番暑い時間帯でした。
「どうしよっか…こんな暑い中ずっと外いたら熱中症になっちゃうよ」
「ね…外暑いのすっかり忘れてた」
「俺も」
どこか屋内無いかな…と、外をプラプラする。
近くに、ショッピングモールがあるのに気付く。
「「ここにしよっか」」
何故かハモる。思わず2人でフハハっと笑う。