君と紡ぐ物語は、甘くて愛おしい。


ー飛鳥sideーー


同じことを考えていたらしく、そのショッピングモールに入る。ああ…冷房が効いている。涼しい…。


「どうする?夕焼けが見られるまで、何か見て回ってみる?」

「そうだね…適当にプラプラしよっか」


貴哉くんの好みが分かれば、今後のプレゼントの参考にもなるかもしれないし。


そんなこんなで夕方の6時過ぎ。

さすがにずっとプラプラしてたわけではなくて、途中カフェで休憩したり、椅子に座って2人でゲームしたり動画を観たりしていた。

そろそろ夕焼け見られるね、と海の方に向かう。


「涼しくなってきたねー!」

「飛鳥ちゃん、寒くない?」

「丁度良いくらい」

「そっか」


そういうとこ、気にしてくれるんだなぁ、貴哉くん。

砂浜には、夕焼けを見たいがためにいるのであろう人達が沢山いた。日中の、海水浴する人の数よりかは少ないかもだけど。
カメラマンや女子旅かな?って人もいるけど、大体カップルだな…これ。


「日没、もうすぐだって」

「え、あぁ…調べてたの?」

「うん。飛鳥ちゃん、ぼんやりしてるから」

「はは…人間観察してた」


人間観察て…地下アイドルが公式プロフィールに書く趣味かっ。



< 82 / 273 >

この作品をシェア

pagetop