君と紡ぐ物語は、甘くて愛おしい。
ー飛鳥sideーー
同じことを考えていたらしく、そのショッピングモールに入る。ああ…冷房が効いている。涼しい…。
「どうする?夕焼けが見られるまで、何か見て回ってみる?」
「そうだね…適当にプラプラしよっか」
貴哉くんの好みが分かれば、今後のプレゼントの参考にもなるかもしれないし。
そんなこんなで夕方の6時過ぎ。
さすがにずっとプラプラしてたわけではなくて、途中カフェで休憩したり、椅子に座って2人でゲームしたり動画を観たりしていた。
そろそろ夕焼け見られるね、と海の方に向かう。
「涼しくなってきたねー!」
「飛鳥ちゃん、寒くない?」
「丁度良いくらい」
「そっか」
そういうとこ、気にしてくれるんだなぁ、貴哉くん。
砂浜には、夕焼けを見たいがためにいるのであろう人達が沢山いた。日中の、海水浴する人の数よりかは少ないかもだけど。
カメラマンや女子旅かな?って人もいるけど、大体カップルだな…これ。
「日没、もうすぐだって」
「え、あぁ…調べてたの?」
「うん。飛鳥ちゃん、ぼんやりしてるから」
「はは…人間観察してた」
人間観察て…地下アイドルが公式プロフィールに書く趣味かっ。