君と紡ぐ物語は、甘くて愛おしい。
ただし…どこなら触っても合法ですかね。今朝も合法がどうのこうの言ってますね、俺は。
だって、だってぇー!肩!唯一、ただの男友達が触れても問題無いであろう所なのに、オフショルだから出てるし!あくまで普通の服なら、って前提なんだよ!
だってぇー!…って、どうした俺。
急なキャラ変はやめとこう、うん。
俺がついていけないんだ。
こうなったら、下心もありつつ…肩をトントンするっきゃない。
…あー、何かあったら誰か逮捕して下さいね…?
意を決して、彼女の肩をトントンする。
「んーっ…」
「飛鳥ちゃん、もうすぐ着くよ」
やっと反応してくれた…?
「やだ、まだ起きない…」
「いや…あの、寝惚けてます?」
「目は覚めてる」
「あと2駅だよ?」
「大丈夫、間隔長いから」
いつもより若干低めの声で返してくる。
飛鳥ちゃん、寝起きはこんな感じなんだな…。
本当に起きる気は無いらしく、顔も上げてくれない。
俺の肩に体重を預けながら。…あの、無意識なんだろうね?
「オフショル着てる私も私だけどさ」
「はっ…はい!」
下心バレたか!
「女子、肩、敏感」
「ん?」
単語だけで言ってきた。
「あと耳も敏感」
「ん?」
俺、同じ反応しかしてないじゃん。
「肩も耳も、触られるとゾワワってして、なんか少しだけ疾しい気持ちになる。
おかげで目覚めたけど」
「や…疾しいっ?!」
俺が1番疾しいです!
ごめんなさいっ!