3月生まれの恋人〜Birthday present〜

『どうしたいって?』



『や、だからだよ?

その今カレと、そうなる気はあるのか?って聞いてるの』



ほどほどにざわついた店の中

莉奈は、あたしに真っ直ぐに体を向けると、探るような目つきであたしを覗き込む


そうなる気はあるのか・・・・


それは
ここ一週間以上、あたしがずっと考えてきた事


中高生の援助交際なんかが取り沙汰されるような、このご時世。

悩む程の事でもないのかも知れないけど・・・

それでも、やっぱり自分的には“どうでもいいこと”では決してなくて。


関係をもつ=責任とか結婚とか、そんなことは全然考えた事無いけど

単純に、一番好きな人とそうなれたらって、漠然と考えてきたあたし



『柊の事ね・・・

すごく好きだって思ってる。』



ありのままの自分でも、いつも笑顔で受け止めてくれる柊

あの手に救われたこと、こうして一緒に居ない今でさえそう、幸せだって思ってる。



『ただね、心配なの』



『心配?』



『うん。
すごく好きだけど・・

あたし達、
まだ知り合って3ヶ月も経ってない。

まだよく知らない部分だって沢山あるのに・・・

そうなっちゃっていいのかな?とか』



和真の事もあって、先に踏み込むのが怖いのだと

あたしは、心の内を吐露する







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