3月生まれの恋人〜Birthday present〜
手にしていたフォークさえ“ガチャン”と皿に落とし、驚愕の表情を浮かべる親友
『ちょっ、莉奈?!
静かに・・・ね?!』
さっきから、まるっきり落ち着きのないあたしたちのテーブルに寄せられる周囲の視線
やっぱり、外でするには恥ずかしい相談だったと後悔するも後の祭りで
『ゆづ・・・
あんたもう23にもなろうっていうのに・・・
一体今まで何ぼんやりしてたのよ・・・。』
我ながら考えた事のある痛い部分を突っ込まれて
恥ずかしいやら情けないやら、・・・気が遠くなる。
『別に、避けてきた訳じ
ゃないんだけど』
正直、和真と付き合っていた時も、そうなることを拒んだ覚えはなく
単純に自分に魅力がなかったのかも?とか思ってみたり。
色々と思い悩むあたしに、莉奈はようやくフォークを拾い上げると
『ゆづはどうしたいの?』
と真剣な表情を浮かべて訊いてきた。