3月生まれの恋人〜Birthday present〜
『だってHの嗜好が違うって重大じゃない?
まだやってないんなら分かんないかもしれないけど
元カレとはまた違うと思うよ?』
莉奈はそう言うと、巻きつけたパスタをパクリと口に押し込んでから
グラスへと手を伸ばした
『そんなもの・・・なんだ。』
未知の分野のレクチャーに、真剣に頭を捻っていると
あたしの態度に違和感を感じたらしき莉奈が
不思議そうに首を傾げる
『ね、ちょっと待ってよ?』
莉奈はあたしをまじまじと見つめると
『ゆづ、あんたさ?もちろん経験・・・あるよね?』
二股男とは、半年も付き合ってたんだし?
眉間にシワをよせ、そう呟く
『・・・和真・・とは、なんかタイミングとか合わなくて・・・』
『はあっ??』
あたしの返事に
莉奈は、ぽかんと口を開いたまま、固まった
『あ・・・あんた・・・まさか??』
莉奈の言わんとするところを理解して、コクリと小さく頷くと・・・
莉奈は再度大きく目を見開いて
『えーーーーっ?!』
・・・・っと、店内中に響きわたるような大声を上げた