一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
必要な資料を抱え部署へと戻ると仕事がデスクの上に積み重なっていて、深いため息をついて仕事に取り掛かった。
合間に彼が買ってきてくれていた冷えたコーヒーに口をつける。
ミルクと砂糖の甘さが口に広がって、つい笑みが溢れる。
あれ、、?
そういえば、私がブラックがあんまり好きじゃないって、、なんで知ってたんだろ?
何気なく飲んだけど、前回彼がくれたコーヒーもブラックじゃなかった。
これはたまたま?
それとも、、、?
ブラックコーヒーだって本当は苦いから嫌いだ。
でも社会人になって飲めるようにした。
私のイメージはブラックらしいから。
彼の中ではそうじゃないのかな?
それとも慎一に聞いてたとか?
仕事中にも関わらず気づけば彼の事を考えていて、慌てて顔を左右に振って邪念を捨てる。
そして深く深呼吸をしてからパソコンを叩いた。