一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
「それに弟夫婦は実家に暮らしてるから、実家にいくとなんか惨めな気持ちになっちゃってね?お嫁ちゃんはとっても小柄で可愛いし!いい子だから余計にね、、?」
「なら用事があるって断ったら?」
「うーん、、そうしたいのは山々なんだけど、お母さんが体調崩しちゃったみたいで。うち大家族で男ばっかりだから手伝いに行ってあげないと大変な事になるし。」
「もうっ!紗江は面倒見良すぎ!!」
「あ!もうこんな時間!?じゃあごめんね、、また誘って?」
時計を確認すると結構時間が経っていて、真由ちゃんに断りを入れてから急いで会社を出た。
食材から調達していかないときっと冷蔵庫の中には何もないだろうとスーパーに寄ってから実家に向かった。
両手には持ちきれない程のスーパーの袋を持って、私が住んでいた頃よりも大きく増築された実家の玄関の前に立つ。
そして一呼吸おいてからチャイムを鳴らす。
すると直ぐに玄関が開き、中からはまだ首の座らない赤ちゃんを抱きかかえて申し訳無さそうな表情の小柄な可愛い子。
「っお姉さん、本当にすみませんっ、、!」
「綾ちゃん久しぶり。亜美ちゃんも大きくなったねぇ〜!可愛い!!」