一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
普段の自分ではいられない。
これが、、好きという事、、、?
再会して一ヶ月も経ってない相手を、、ましてや対象外の年下を好きになった事がない私にとってはそれが本当に異性に向ける〝好き〟という事なのか分からない。
だって彼の事は人としてとても好きだし、それと勘違いしてるんじゃないのかと自問自答する。
悶々としながら俯いていると、勘違いした彼の大きな手が私のおでこを覆った。
『少し顔が赤いようですが、もしかして熱があるんじゃないですか?!今日はどこか心ここに在らずでしたし。』
心配そうな表情で覗き込まれて、更に赤面する。
確かに今日は仕事に支障きたすほど、彼の事ばかり考えていた。
姿が見えれば嬉しくて、視線が交わらなければ酷く落ち込んだ。
それの原因である彼にそんな所を見られていたなんて、、途端に恥ずかしさが込み上げてきて咄嗟に嘘をついてしまう。
「す、少し体がだるくて、、確かに体調不良なのかも。社会人にもなって自己管理できないなんて社会人失格だね。」
苦笑いしながらそう言うと、突然彼は私の手を取り近くのバス停の長椅子へと連れていかれた。