一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》


買ってきた食材を袋から取り出していると、キッチンに群がる大柄の男達。

只でさえ手狭なキッチンなのに、こんなに大男に囲まれれば身動きが取れない。







「、、はいはい。直ぐご飯作るから向こうに行ってなさい。狭くて料理出来ないでしょ?それより宿題とかレポートとかは済んでるの?終わってないなら食べさせないからね〜。」



私のその言葉に慌てて自室へと駆け込む男達。

その姿を見てまだまだ子供だなぁ〜と微笑ましく思いながら料理に取り掛かった。
















「姉貴、急にごめんな。予定とか無かった?」




最後にそう声を掛けてきたのは1番上の弟で我が家の長男である柏木 慎一 25歳。


2年前可愛い綾ちゃんと結婚して、今では一児の父親だ。






それから次男が20歳の大学生。

三男が18歳の高校3年生。

末っ子の四男が17歳で高校2年生。




あとは単身赴任中の父とバリバリのキャリアウーマンの母。


兄弟の中で唯一の女子である私を含め、全員で7人家族の柏木家は皆が大柄で長身。


そんな長身家系の長女として育った。




学生時代は共働きの両親に変わって食べざかりで元気盛りな弟達の世話に明け暮れる日々。

< 13 / 456 >

この作品をシェア

pagetop