一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
そのまま視線はこちらに向けたまま彼は私の左手を取り、キスを落とした。
彼に導かれるように視線を左手に移すと、そこには先程までは無かった煌びやかに輝く指輪。
「っ、、!?これっ、、っ、、!」
「俺は一目見たくらいじゃ足りない。一度抱きしめただけじゃ全然足りない。朝、目覚めた時から夜、眠る時も眠った後も真由を抱きしめていたい。、、真由は?違うのか?そんな風に思ってるのは俺だけか、、?」
懇願するように切ない表情で尋ねられれば止まっていた涙も再び流れ、声が出せない。
彼の問いかけに必死に顔を左右に振ると、ホッとした表情を浮かべ涙を優しく拭われた。
そして一度深く深呼吸をしてから射抜くような真剣な表情をして口を開いた。
「真由も同じ気持ちでいてくれるなら、、俺と結婚してくれないか?」
その熱いプロポーズにとうとう涙腺は崩壊してしまい、その場で崩れ落ちた。
彼と恋人同士になってから初めて〝結婚〟という事を意識し始めた。
それまではただ漠然としたものでしかなくて、縛られるくらいなら結婚なんてしなくてもその時が楽しければいいと思っていた。