一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
すると身体がすっぽりと温もりに包み込まれた。
『、、本当に紗江さんには敵いません。どれだけ好きさせれば気がすむんですか?』
力一杯に抱きしめられ、始業前とはいえ流石に会社ではマズイと彼から離れようとするがビクともしない。
仕方なく彼に小さく声を掛ける。
「暁人くんっ、、離して?」
『離しません。そんな可愛い顔した紗江さんを誰にも見られたくありません。』
「さ、流石にマズイよっ!ここ職場だし!!それに皆んな凄い集まって来てるっ!!!」
『見せつければいいんですよ。それに紗江さんは俺のものだって皆さんに知ってもらえて、今とても気分が良いです。』
「これ以上は本当にっ、、!っ私、、暁人くんが白い目で見られるのが嫌なの、、だから、、!!。」
『じゃあ確認してみますか?周囲の反応を。』
そういうとゆっくりと私を解放した彼。
真っ暗だった視界が急に開けて、大勢の人に囲まれているのが分かる。
何を言われるか怖くなって、キュッと目を瞑ると聴こえてきたのは拍手をする音だ。