一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
「勿論、続けるよ?家でじっとしてるタイプじゃないし、なにより仕事に来た方が陽介さんの側に居れるから、、っなーんてね?!だって同じ職場の方が浮気しないかしっかり見張れるし?モテる男を旦那様にすると大変だね。」
「その言葉、そっくりそのまま返すよ。本当、、うちのお姫様は無自覚で困る。」
〝側に居れる〟
アルコールのせいか思わず本音が漏れて慌てて冗談のように言い直した真由ちゃんだったが、可愛い本音をしっかりと受け取って優しい表情で眺める真木さん。
そんな心から想い合っている2人を見ているだけで幸せな気分にさせられる。
私と彼は知り合ってからの年数は長いが、2人のように表情を見ただけでは相手が思っている事が分かる訳ではない。
だからすぐに不安にさせてしまうのだろう。
「紗江は?将来的に結婚とかしたら仕事は続けるの?」
「うーん、、私も真由ちゃんと同じで専業主婦には向かないタイプかな。昔から賑やかに忙しくしてたから家に1人でいるのは苦手だし。ましてや知り合いの居ない場所での生活とは無理だろうなぁ〜。」
「分かる!紗江って動いてないと落ち着かないタイプだもんね。てか私達が3年目くらいの時に海外事業部の方に英語が話せる事務員を何人か出向させるって話出たよね?あの時、紗江に内示が出たけど速攻断ったんだったっけ?」