一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
そんな事をボンヤリ考えていると、急に目を開けた彼が勢い良く身体を離した。
『っ、、すみません!いつのまにか眠っていました。それに、、ずっと離さなかった所為で結局泊まる羽目に。』
「おはよう暁人くん。私もさっき起きたばかりだよ。暁人くんの体温が温かくてぐっすり寝ちゃった!私こそ、無断で泊まっちゃってごめんね、、?」
『謝らないで下さい!、、正直、嬉しかったです。こうして紗江さんと朝を迎える事をずっと夢見ていたので、、、。それに俺の過去を聞くと離れていく人間ばかりだったので戸惑いもあります。まだ都合のいい夢を見ているんじゃないかって。』
不安げに瞳が揺れて俯く彼。
そんな彼の隣にピッタリと寄り添って、膝の上で拳を握っている彼の手にそっと手を重ねる。
「暁人くんが好き。こんな私に大事な話をしてくれて、本当の暁人くんの事を知れてもっと好きになりました。、、暁人くんが迷惑じゃないなら、、この先もずっと一緒に居たいです。」
『紗江さん、、。』
「良かったら、今日は一緒に実家に報告に来ませんか?」
『報告、、とは?』
「暁人くんは私の好きな人でゆくゆくは結婚したい人ですって、、駄目かな、、?」