一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
眉を下げて本音を呟くと、勢いよく身体を引かれ後頭部に彼の手が回ったかと思うと直ぐに彼の唇が触れた。
最初は触れるだけのキスも、徐々に激しさを増し角度を変えて何度も貪るようなキスに。
身体中の力が抜けそうになってしまう所で、彼の唇が離れて身体をキツく抱きしめらる。
『紗江さんがあまりにも可愛くて、幸せ過ぎて暴走してしまいました。昨日までの不安が紗江さんのお陰で一瞬で吹き飛びました。是非、報告に行かせて下さい。こんな日がくるなんて、、思ってもいませんでした。』
「お、大袈裟だよ。」
『大袈裟なんかじゃありません。紗江さんは昔から俺の生きる希望だったんです。慎一や紗江さん、それから紗江さんのご家族に会えたからここまでこれたんです。どんなに辛くても紗江さんの笑顔や優しさに救われてきました。』
「私は何もしてないよ!?」
『紗江さんのそういう所が好きなんです。紗江さんにとってはきっと特別な事じゃないです。打算とか見返りとかそういうの抜きで自然体で接してくれた紗江さんだから好きになったんです。』
「暁人くん、、。」
そう言って微笑むと優しく手を握ってくれる。
『一旦、紗江さんの部屋へ送って行きます。そのまま泊まらせてしまったので着替えもありませんし。』